男性型脱毛症（AGA）の標準的な治療｜大阪の女性の薄毛治療・肌の再生医療ならリアライズクリニック

- コラム
  
  男性型脱毛症（AGA）の標準的な治療
  
  2024.09.06
  
  当院は女性の薄毛の治療をメインにしていますが、男性の薄毛の方も少ないながらも受診されます。AGAの標準的治療について、今回は説明していきます。
  
  治療方法1：薬の内服とミノキシジルローション
  
  内服薬は男性ホルモンの作用を阻害する薬、デュタステリド（ザカーロ）とフィナステリド（プロペシア）を処方します。症状に応じて使い分けます。
  
  また、男性型脱毛症で使用するミノキシジルのローションは市販では薄い濃度5％ですが、クリニックではより濃度の高い15％をおすすめしています。
  
  ちなみにミノキシジルの内服は、副作用が起こる確立が高いわりに、効果が薄いので、私はおすすめしません。
  
  治療方法2：メソセラピー
  
  メソセラピーは有効成分を頭皮に直接注入する治療法です。幹細胞上清液などの発毛因子やミノキシジルなどを配合した育毛成分を、細い注射針やレーザー、超音波などを使用して注入します。頭皮に直接成分を送り届ける治療のため、より効果が早くでますし、体感しやすいので、他の治療で効果が弱い場合はメソセラピー併用をお勧めしています。
  
  治療方法3：植毛による治療
  
  植毛によって髪の毛が薄くなった部分をカバーする治療も数カ所の施設で行われています。自分の髪の毛を使う自毛植毛と人工の毛を使う人工植毛がありますが、安全性などに配慮し、近年では自毛植毛が主流となっています。
  
  自毛植毛は薄毛の影響を受けていない部分の髪の毛を使いますので後頭部からとることが多い様です。
  
  治療方法4：生活習慣の見直し
  
  以上のような医療機関での治療のほかにも、やはり日常生活習慣の見直しが大切です。生活習慣＝食生活や運動不足、睡眠不足などがあると、せっかく医療機関での治療を行っても栄養不足や血行不良などがあるため、効果を感じにくくなってしまうことが考えられるためです。どんなことを見直したらいいのか確認しておきましょう。
  
  1）食生活
  
  せっかく治療を受けても、髪の毛を作り出すための栄養素をきちんと摂取できていなければ、健康な髪の毛を育てることができません。たんぱく質、亜鉛、鉄をはじめとするミネラル類、ビタミンB群をはじめとするビタミン類があります。幅広い食材を使ったメニューでバランスよく栄養を取れるようにしましょう。外食などの脂っこい食事ばかりだと皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、頭皮環境の悪化につながってしまいます。
  
  2）睡眠
  
  髪の毛の成長に欠かせない成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。最も分泌が盛んになるといわれているのは入眠から3時間ほどのため、4時間ほどの睡眠時間を確保しましょう。時間の長さだけではなく、睡眠の質も大切です。
  
  3）運動
  
  デスクワークが多い現代は運動不足になりやすいですが、運動不足は新陳代謝の低下や血行不良を招いて抜け毛の原因となってしまうことが考えられます。運動不足の解消におすすめなのはウォーキングなどの有酸素運動です。軽い運動を継続して行うのがおすすめです。
  
  4）ストレス解消
  
  ストレスの蓄積は自律神経の乱れや血行不良を招き、抜け毛を進行させてしまいます。趣味に打ち込む、軽い運動をする、親しい人と会話するなどで、こまめにストレスを解消するとよいでしょう。
  
  5）過度な飲酒や喫煙の見直し
  
  飲酒も適量であればストレスの解消や食欲増進になって良いでしょうが、飲み過ぎると睡眠障害や体調不良を起こします。また、喫煙は血管を収縮させ、血行不良を招きますので、禁煙しましょう。
  
  詳しくはこちらの動画をご覧ください☞https://youtu.be/TRu-pLYoqNI?si=_y2hJxmR0C4ag6BA
  
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